はじめに
FlightHub Syncの紹介
FlightHub Syncは、FlightHubのパブリック版またはオンプレミス版とサードパーティのクラウドプラットフォームを連携し、ファイル、ライブ配信、機器テレメトリなどの各種データを同期できるようにします。主な機能は次のとおりです:
| 機能 | FlightHubパブリック版 | FlightHubオンプレミス版 |
|---|---|---|
| ライブ配信転送 | 対応 | 対応 |
| ファイル同期 | 対応 | 対応 |
| 機器情報同期 | テレメトリデータ経由 | MQTT Bridge経由 |
| EventAPI | 対応 | 対応 |
| サードパーティOAuth | 非対応 | 対応 |
| サードパーティ空域管理 | 対応 | 対応 |

機器情報同期(MQTT Bridge)
機器情報同期により、運用中にドックおよび機体から関連データをサードパーティのクラウドプラットフォームへ送信できます。
パブリック版テレメトリデータ(MQTTプロトコルプッシュ)
パブリック版のユーザーは、MQTTプロトコルを介して機器のテレメトリデータをサードパーティサーバーにプッシュ配信できます。設定手順は次のとおりです:
- FlightHub Syncの設定で、[テレメトリデータ転送]ページに移動します。
- MQTT Brokerの接続詳細を設定します:
- プロトコル:TCP
- Host:IPアドレスまたはドメイン名に対応しています
- Port:MQTTサービスポート
- ユーザー名/パスワード:認証情報
- サービスを有効にすると、設定されたMQTT Brokerにテレメトリデータがリアルタイムでプッシュ配信されます。
サービスステータスインジケーター:
- 実行中(緑色):MQTTに正常に接続され、データが転送されています
- 切断(赤色):スイッチはオンになっていますが、接続に失敗しました
- 無効(グレー):スイッチがオフになっています
MQTT Bridge(オンプレミス版)
設定項目は以下の図に示されています:

詳細については、MQTT統合を参照してください。
サードパーティOAuth
サードパーティOAuthを利用すると、サードパーティの業務システムが発行する一時的な認証トークン(Access Token)を用いて、ユーザーがFlightHubにアクセスできるようになります。これにより、FlightHubを既存の業務システムに統合する際のセキュリティと効率が向上します。現在、この機能はFlightHub 2オンプレミス版でのみ対応しています。 FlightHub 2オンプレミス版のデプロイ時に、関連するフィールドを設定する必要があります。詳細については、FlightHubオンプレミス版のデプロイマニュアルを参照してください。

ライブ配信転送
ライブ配信転送を使用すると、現在の組織内の任意のプロジェクトから、RTMP(パブリック版とオンプレミス版の両方に対応)、RTSP(パブリック版とオンプレミス版の両方に対応)、GB28181(オンプレミス版のみに対応)を介して、サードパーティのライブ配信プラットフォームにストリーミングできます。転送されたライブ配信データも、組織のパッケージに含まれるライブ配信時間を消費します。使用状況を適宜確認してください。
設定手順は次のとおりです:
- 転送チャンネルを作成し、関連する設定を完了します。

- 設定後、チャンネルのスイッチで対応する転送チャンネルを有効または無効にします。

注記:
- DJI Dock 4は現在、RTSPに対応していません。
- RTSPプロトコルでは、配信を停止するとIPアドレスは保持されません。配信を再開するには、配信を有効にして新しいIPアドレスを取得し、サードパーティプラットフォーム側で更新してください。
ファイル同期
ファイル同期により、FlightHub内のファイルデータをサードパーティプラットフォームへ送信できます。詳細は次のとおりです:

| ファイルタイプ | FlightHubからサードパーティへ | サードパーティからFlightHubへ | 注記 |
|---|---|---|---|
| メディアファイル | 対応 | 対応 | 自動削除が有効な場合、同期後にFlightHub内のソースファイルを自動的に削除できます |
| 飛行ルート | 対応 | 対応 | 同期後のFlightHub内のソースファイルの自動削除には、現在対応していません |
| モデル | 対応 | 対応 | 自動削除が有効な場合、同期後にFlightHub内のソースファイルを自動的に削除できます |
| 飛行記録 | 対応 | 非対応 | 自動削除が有効な場合、同期後にFlightHub内のソースファイルを自動的に削除できます |
| 注釈情報 | 対応 | 対応 | 同期はOpenAPI経由で実行されます。マップ注釈の作成を参照してください |
注記: 同期中、ファイルは完全にパッケージ化されるため、サードパーティプラットフォーム上でのファイルサイズはFlightHub内でのサイズよりも大きくなります。
ソースファイルの自動削除
ファイル同期設定には、「同期後にFlightHubのソースファイルを自動的に削除する」オプションが含まれています。
- 削除は、サードパーティストレージから200 OKの応答を受信した場合にのみ実行されます。
- ファイルを削除すると、そのファイルに依存するFlightHub内の機能(仮想コックピットアラート、飛行記録、アナライザーなど)に影響します。
- この操作は元に戻せません。有効にする際は十分に注意してください。
バケット設定
設定手順:
- バケットパラメーターを設定します。現在、AWS、Alibaba Cloud、セルフホストのS3互換ストレージ(MinIO)の3種類のストレージに対応しています。読み取りおよび書き込み操作に必要なバケット権限を設定します:

- 同期パラメーターを設定します。FlightHub Syncでは、各プロジェクトごとに独立した同期ルールを設定でき、各プロジェクトを異なるストレージバケットに接続できます。特に、飛行記録の同期を有効にするには、関連するデータ報告の利用規約への同意が必要です。この設定は、組織全体の飛行データに適用されます。

プロジェクトレベルのストレージに関する注記:
- 各プロジェクトごとに、同期ルールと宛先バケットを個別に設定できます
- 1つのストレージ設定を複数のルールで再利用でき、「ストレージ設定」と「同期ルール」を分離できます
- 各プロジェクトは、一度に1つのカスタム同期ルールにのみ所属できます
- 既存のプロジェクトをアーカイブするための新しいルールが自動的に作成されます
- 単一の組織内で最大20個のストレージバケット設定を同時に追加できます
- 同期ステータスを確認し、エラーを管理します。ファイル同期が開始すると、ページ下部で現在の同期ステータスを確認できます。同期に失敗したファイルが一覧表示され、ログをダウンロードして過去30日間の同期ログをすべて確認できます。

EventAPI
EventAPIは、業務イベントをリアルタイムでサードパーティプラットフォームへプッシュ配信する、FlightHub Syncのアクティブ通知サービスです。詳細については、EventAPIを参照してください。
主な機能:
- 通知ルールを設定し、購読するイベントタイプを選択します
- データのプッシュ配信範囲をすべてのプロジェクトまたは特定のプロジェクトに設定します
- HMAC-SHA256署名を使用してリクエストの送信元を検証します
- 過去7日間の配信ログを監査し、CSV形式でダウンロードします
- 固定IPアドレス経由でメッセージをプッシュ配信し、ファイアウォールの許可リスト設定を容易にします
サードパーティ空域管理
サードパーティ空域管理は、外部の空域データプロバイダーが提供するリアルタイムの空域情報をFlightHubに統合します。チームページの地図上に周辺の航空機の動きを表示し、この情報をDJI AirSenseデータと組み合わせて衝突リスクアラートを発信し、飛行の安全性を高めます。
設定手順
- FlightHub Syncで[空域データ管理]ページに移動し、サービスを有効にします。
- 空域データプロバイダーから取得したAPI Keyを入力し、認証を完了します。
- 外部システムのアドレスとカスタムプロバイダー名を入力します。
- 設定を保存すると、プロジェクトチームページの空域情報モジュールに、このプロバイダーからのリアルタイム空域データが表示されます。
対応プロバイダー
現在対応しているサードパーティの空域データプロバイダーは、SafeSkyです。このサービスを利用するには、SafeSkyプラットフォームで適切なプランを契約し、API Keyを取得する必要があります。
コア機能
- 外部空域における航空機の位置、高度、速度などの動的情報をリアルタイムで受信して表示します
- 外部データをDJI AirSenseデータと組み合わせ、自動的に重複を排除し、AirSense (ADS-B)ソースを優先します
- 衝突リスクアラートの距離しきい値(高リスク/中リスク/低リスク)を設定します
- 不要なアラートを減らすために、ICAOコードまたは航空機タイプでフィルタリングします